*漫画家
漫画家を志していたやなせたかしがその活動に本腰を入れるきっかけとなった4コマパントマイム漫画「ビールの王さま」。漫画家としての代表作を模索中に漫画賞に応募して受賞した「Mr.BO」。その他、「とべ!アンパンマン」や「おたすけかめん」「リトル・ボオ」などの連載漫画を手がけた。 現在も商業漫画としてではなく自身のための漫画として描き続けられている。
*絵本作家
勤務グラフィックデザイナーから漫画家に転じた頃、漫画の世界は新たな時代を迎えていた。そんな中、ラジオのドラマ用に作成したシナリオ「やさしいライオン」が絵本化される。以後、絵本の出版部数が多くなり、「アンパンマン」シリーズをはじめ「チリンのすず」「そっくりのくりのき」「ガンバリルおじさん」シリーズなど現在も読み継がれている作品は多い。
*詩人
仕事や健康について悩み迷い続けた中、代表作「てのひらを太陽に」がうまれる。この時の担当作曲家いずみたく氏とコンビを組み「0歳から99歳までの童謡シリーズ」として活動する。 また、代表作をおさめた詩集「こどもごころの歌」を自費出版した後も詩を書き続け、本にまとめて刊行された詩集「愛する歌」「希望の詩集」「人生なんておかしいね」などは現在も版を重ねている。
*編集者
詩と絵と漫画を絵本形式でまとめ、作品は読者からの投稿掲載を主体とした雑誌「詩とメルヘン」を創刊させる。幼少期に親しんだ抒情の世界を織り込み、大衆芸術を豊かなものにしたいという願いを込めた。また、子どもからの投稿が増えたためうまれた姉妹誌「いちごえほん」、アーティストを志す人々の手引書としてうまれた「イラストレ」を創刊させた。これらの雑誌から、多くのアーティストが育まれ活躍している。
*デザイナー
戦後、描くために上京してグラフィックデザイナーとなる。ポスターをデザインしたり社内報に挿絵を掲載したりしていた。「mitsukoshi」のレタリングはこの頃。漫画家を志した後も、舞台美術やアニメ映画「千夜一夜物語」の美術監督・キャラクターデザインを手がける。官公庁の事業や民間の商業告知の一環としてのキャラクターデザインも担当するようになり、現在も各方面で「やなせキャラ」をみかけることができる。
*歌手
書きためていた詩をまとめて詩集を刊行した折などに、朗読会やコンサートを開催した。近年では、自作自演のミュージカルを披露。ミュージカル用に作詞作曲した作品を自身で歌いあげるCD「ノスタル爺さん」を発表し、CDデビューを果たした。